日々のフェイシャルケアの基本として、
まず一つ目に挙げられるのが
「摩擦を起こさない」ということです。
クレンジングや洗顔の際にこすったり、
化粧水を叩き込むようにつけることで、
肌に対して刺激を与えてしまうと、
皮膚は自らを守ろうとしてメラニンを
生成します。
メラニンはシミや黒ずみのもととなる
ものです。
美白効果がある化粧品を使う前に、
ご自身のフェイシャルケアの方法が
肌に刺激を与えすぎていないか
確認してみましょう。
二つ目は、「洗顔で皮脂を落としすぎない」
ということです。
小鼻のざらつきやTゾーンの皮脂を
落とそうとして、洗浄力の強い洗顔料で
一日に何度も顔を洗っている方がいたら、
それは逆効果かもしれません。
肌は、天然保湿因子(NMF)と
細胞間脂質(セラミド)、皮脂によって
自然と保湿されるように構成されています。
洗顔のし過ぎは、この自然の保湿成分を
壊してしまうのです。
洗顔料を使っての洗顔は一日一回、
夜のみ行い、朝はぬるま湯で洗顔することで、
皮脂の落としすぎを防ぐことができます。
洗顔料も、カルボン酸系やアミノ酸系の
洗浄力の強くないものに変えてみてください。
洗顔料をこれらのものに変えてすぐは、
洗い足りないような気がするかもしれません。
しかし強い洗浄力の洗顔料に慣れていた肌も、
だんだん穏やかな洗浄力の洗顔料に慣れてきますよ。
三つ目は、「洗顔後にセラミドを補う」
ということです。
洗顔後のお手入れには、
セラミドが含まれているものがおすすめです。
先ほどもお話ししたとおり、
セラミドは肌に自然に存在している保湿成分です。
これを洗顔後に補ってあげることで、
肌のバリア機能を高めることができます。
ビタミンCやアスタキサンチンなどの
抗酸化成分も一緒に補ってあげることで、
肌の酸化を防ぐことができます。
敏感肌の方は、ビタミンCの入った
化粧品を使うと肌がヒリヒリするように
感じる場合があるので、
その時はビタミンCの入っていないものを
選ぶようにしましょう。